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三国志関係の書籍で面白かったものをご紹介します

昔買ったものもあるので改訂されている可能性もあります。ご了承ください

三国志人物辞典/渡辺精一/学研  

  歴史群像シリーズ「三国志・下巻」の付録。(笑)付録だけど侮れない。正史べースでコンパクトでちょっと調べたいときにいまでも重宝しています。紙が焼けてきつつあるけど、私の三国志デビュー初期のころから使ってるものなので手放せないです


中国傑物伝/陳瞬臣/中央公論社

  中国の英雄、知将などをオムニバス形式で書いている本。荀彧の章はないけど、私のすきな范蠡(はんれい)、張良、曹操、耶律楚材をはじめ16人登場します。歴史ってパラレルというか、似たポジションのひとが必ず繰り返しでてくるもんだなと思わされますね。


正史 三国志/陳寿・井波律子 今鷹誠 訳/ちくま文芸文庫

  文庫で出てる方。三国志の英雄たちが確かに生きていたというあかし。

文庫で偶然見つけて、モノホンの荀彧伝をみたとき、ほんと嬉しくて失神しそうでした(笑)コミックスやアニメの脚色された人物像でない、そのままの素の彼に触れたうれしさというか

これ読んで以来、荀彧しかいないと思うようになりました(笑)それはいまでもかわらないかも


荀氏(上下)/金谷治 訳注

  同じ名字だから読んでみようと思って買ったけど、当時中学生くらいだったから理解できず。大人になってからもしぶとく何回も読んでます。荀彧のおじいさんの伝記にはおじいさんが荀氏直系11世の子孫であると書かれているそう。てことは荀彧は13世の子孫ってことかな。

生まれつきっていうより後天的な所作で人生かえられるよんっていうメッセージは共感できるかな。


論語/金谷治 訳注

  当時の士太夫のたしなみということで。荀彧もきっとおなじもの読んでたんだなあって思うとわくわくしません?(笑)

高校生が感動した「論語」/佐久協/祥伝社

  今風の言葉で書いてあってめちゃわかりやすい☆親しみを感じます


小説十八史略/ 陳瞬臣/講談社文庫 

  3、4巻がちょうど三国志の時代です。陳氏の本てだいすきなんです。引き込まれますよね。

目線がうまいというかその場に居合わせているような感覚になります

  

秘本三国志/陳瞬臣

  今手元に無いのですが、荀彧の無くなる際のエピソードが悲しいんだけどさみしすぎなく描かれていてよいです


人間三国志 軍師の采配/林田慎之助/集英社

  孔明、仲達、荀彧、周魯呂陸という4つの章からなる。正史三国志を買う前にこの本を読んだのですが、荀彧が見た目もものすごくカッコ良かったという記述にひっくり返りそうになりました(笑)ウラをとるため正史にチャレンジしたという(笑)

あっさりと読みやすく書いてあって、学生の頃肌身離さずもってあるいていました。


三国志の男たち/松本一男/PHP文庫

  三国志の主要メンバーを解説したもの。わかりやすいしビジネスマンに向けたような語り口なので現代と結びつけやすかった記憶があります


後漢書/范曄

  列伝第60に荀彧伝があります。第70に禰衡伝があり、そこに例の荀彧があまりにもイケメンすぎたので皮肉をいったエピソードが載っています。荀彧のとこしか見てないわ


歴史群像シリーズ・群雄三国志/学研

  さすが学研(笑)付録に合戦地図や連環画(中国の漫画みたいなもの)がついていたり、参考資料としてはかなり重宝してます。この巻は三国志の合戦の軌跡特集があってかなり便利です。


歴史群像シリーズ・三国志(上下)/学研

  さすが学研(笑)どこから仕入れてくるんだとツッコミたくなるくらい様々な文献や図が載っていてたのもしいです。直接三国志ではないけど関連するコラムなんかもたくさんあり、はばひろく三国志博士になれちゃいます


三国志/吉川英治

  忘れちゃいけない☆日本で三国志の小説といったらコレでしょう☆

軽快な台詞まわしが大好きなのです。ちなみに、横山光輝氏の三国志もこれをもとに描いているとか


三国志/横山光輝

  ウチの中学の図書館にも全巻ありました。三国志のコミックスを守りたくて図書委員になった私(笑)自分でも買い集めたけど荀彧が生きてる間の巻しかもってませ〜ん


正史 三国志英傑伝Ⅱ「成る」/徳間書店

  正史の白文と訳が載ったもの。正史の列伝の順番でなく、ゲームや小説でおなじみの面子でかためているので調べやすいです。曹一族はたしか1巻だったと思う。この巻では武将、軍師、仲達がいます。訳が現代っぽくて読みやすいです。


人形劇三国志大百科/夢屋花乃屋 編/三国志サロン清流派「清談」別冊

  荀彧があとにもさきにもワンカットしかでてこない(しかも亡くなるときだけ)という人形劇三国志です(笑)。川本喜八郎は大好きなクリエイターのひとりです。いまでも御年82歳にして作品を作る気満々なところに頭が下がります


世界四大文明 中国文明展

  2000年1月頃に開催された「中国文明展」のカタログ。後漢の漆器やら木簡やら装飾品やらタイムリーな資料がいろいろ載っています。


NHK漢詩紀行3/石川忠久 監修/NHK出版

  三国志特集ということで蘇軾や杜甫、杜牧らが詠んだオマージュ的な詩や、「三曹」こと操丕植父子が詠んだ詩が載っています。写真もきれいで見ていてあきない


憂愁の詩人 杜甫/山口直樹 写真・著/GAKKEN

  杜甫に妙な愛着を感じる私。孔明を詠った詩もいくつか残しています。  


スーパー歌舞伎 新三国志孔明篇/松竹

  孔明中心で南蛮征伐から北伐五丈原まで。歌舞伎ってあまりくわしくないですがこれはすごい☆

孔明先生がワイヤーアクションで飛ぶ!舞台が滝になる!ほんとやりたい放題でサイコー♪(笑)

歌舞伎にしろ、三国志にしろトラディショナルなものをぶっこわすこのパワー

 

三国志人物事典/渡辺精一/講談社

  まさに事典です☆分厚い本です


「孫子の兵法」がわかる本/守屋洋/三笠書房

  「孫子」のダイジェスト版。現代っぽくビジネスマン向けの切り口で書いてあります。昔似たのを買って手放したのだけど、最近また見つけてほしくなりました


漢詩百選 人生の哀歓/駒田信二選/世界文化社

  李白、杜甫ら大御所はもちろん古詩などもあり。三国志の人々も戦いにあけくれていたけど反戦思想みたいのもあったんだろうなぁと思ってみたりして

  


…つづく☆  

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